3秒ルール






長女と次女がゲームをしながら
ポテトチップスを食べていた時

次女がポテトチップスを床に落としました

「あっ!」

と、言うが早いか
次女はポテトチップスを素早く拾い
ひと息、フーッと
ポテトチップスについた埃(?)を吹き払うと
何事も無かったかのように
その落としたポテトチップスを食べてしまいました

それを見ていた長女

長女「お前、そんなの食べたら汚いじゃん」

次女「お姉ちゃん、『3秒ルール』知らないの?
   落としても3秒以内なら1回フーッってしたら
   食べられるんだよ」

長女「知ってるけどさ〜
   でも、本当にやるか? お前・・・」


次女「だって、もったいないじゃん。
   落としても
   3秒以内に拾ったら平気だってみんな言ってるよ。
   クラスの男子なんか
   5秒でも3回フーッってしたら大丈夫だって言ってるし」

長女「信じられないわ」

私 「お前なぁ〜
   学校でもそれやってんじゃないだろうな?」

次女「やってないよ〜
   男子はやってるけど」


ん〜 こいつ、怪しい!?(笑)


ちなみに
神経質な長女は床に落とした物は
キレイに洗わないと絶対食べません(笑)

洗えないモノ?

例えば・・・パンとか・・・ですか?

さすがにそれは
そのままゴミ箱に「グッバイ」みたいです(笑)




それはともかく
もし、人生でも3秒ルールが使えたら・・・


例えば

ケンカをした時も
3秒以内に謝ったら必ず許してもらえるとか

何か失敗をしたとしても
3秒以内だったら何も無かった事にして
初めからやり直せるとか

そんな風に出来たら良いのにね




『3秒ルール』
こんな事を誰が言い出したのかは分かっていません

でも、これは日本だけじゃなくて
世界でも『3秒ルール』が存在する国が
たくさんあると言うから驚きです

(国や地域によっては
 3秒だったり5秒だったりするそうですが)

いわゆる
「都市伝説」みたいなモノだと思っていましたが
なんと、アメリカでは
この『3秒ルール』を
真面目に研究したデータもあるそうです

実験は2003年にイリノイ大学で行われました

まず、大腸菌をまいた床に
グミキャンディーやクッキーを放置して
経過時間毎の菌の付着状況を
顕微鏡でチェックしたそうです

実験は環境条件を様々入れ替えながら実施されました

結果
床の形状や食材の種類に関わらず
短時間であっても
相当量の菌の付着が確認され
このルールが大間違いである事が実証されました

但し
この実験ではもうひとつ
乾いた床には
通常は細菌そのものがあまり存在していないので
落とした食品を食べても
それなりに(?)安全である事も
付きとめられてはいるそうです

でも
床の細菌の状況なんかは
いちいち確認出来ませんので
「君子、危うきに近寄らず」
と、言うのが無難なようです


この『3秒ルール』問題(?)に
一応の決着をつけたこの実験には
2004年度の
「イグノーベル賞」が授与されているんだとか

(イグノーベル賞 とは、
 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」
 に対して与えられる賞
 もちろん、「ノーベル賞」をもじっています)


次女、聞いてるかい?
『3秒ルール』は間違いだってさ(笑)




でも、そうか・・・

確かに
人生においても『3秒ルール』があれば
なんて思っていたけど

でも

謝るんでも、やり直すんでも
本当は時間の問題では無いんだよね

そりゃ
早ければ早いほど良いんだろうけど
でも
それより大事な事は

心から真剣に対する事なんだよね




























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