あ る 回 答




いくつになっても
その歳、その年代、その立場で
悩みの種と言うのは
次から次へと変わっていったとしても
尽きる事はないんだよね



いつの時代も年長者は言う

「何をそんな事ぐらいで」


年長者からしたら
そんな事ぐらいって思うんだろうけど
その歳、その年代、その立場の人間にとっては
どれも大問題なんだ


歳を取ると
自分にも
そんな時代が有ったって事も忘れて
妙に悟っているような
妙に物分かりの良い
大人になってしまいます


何に対しても物分かりが良くなるって事は


それはね

何に対しても諦めているって事と同じだよ



世の中にはいつも
理不尽さが付きまとう

正直者はいつもバカをみたり
外れクジを引いたりするね

だけど
嘆いたからって
それで
解決する事なんて
何もないんだよ



何でも真剣で
何にでも真面目でいればいるほど
悩みって出てくるものだね

そして

何でも真剣で
何にでも真面目でいればいるほど
悩みは深くなる

何でも真剣で
何にでも真面目でいればいるほど
悩んでいる自分が辛くなる


でも、それはね

それだけ真剣に生きているって証なんだ


それで
バカが付く正直者って囃し立てられたとしても
それは全然恥ずかしい事ではないんだ



だけどね

何があっても他人のせいにしちゃいけないよ


そして
それ以上に自分を責めてもいけないんだよ

































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