夢乃的文化人類学における人間選択論の運命的考察







{ 推 論 }

人と人との付き合い方においては
ある一定の法則(パターン)があると考えられます

人が意識的に付き合う人を取捨選択している場合と言うのは
自然と利害や損得計算を基に選別していると推測されます

無意識のうちに
付き合う人を取捨選択している場合と言うのは
相手を好きとか嫌いとか
生理的に受け付ける、受け付けないといったような
内心象的な判断が働くものと推察されます





{ 考 察 1 }

パターン1.絶対に友達や恋人にしないタイプ

【 自分と同じ性格の人 】

人は自分と同じ性格の人を友達や恋人にはしません
むしろ
無意識に避けていると考えられます



{ 検 証 1 }

本人が気が付いているかどうかは別として
人間とは本来そう言うものです

何故なら
自分と同じ性格の人の中に
自分の嫌なところを見てしまうからです

例えば
自分の子供を叱る人を見てみましょう
子供は親と同じ事をしているだけなのです





{ 考 察 2 }

パターン2.最初は嫌いだったのに気がつくと好きになっているタイプ

【 自分と真逆な性格の人 】

自分と真逆なタイプの人と言うのは
最初はかなり鼻に付くものです

特に自分に足りない部分を持っている相手だと
コンプレックスから
つい敵意が先に立ってしまいます

ところが本来人間と言うのは
自分に無いものを持っている人に
惹かれる傾向があるのです



{ 検 証 2 }

最初はケンカばかりしていて
嫌な奴だったのが
いつの間にか気になる存在になっている

そんな事は案外良く有る事です

これは無意識に自分に無いものに惹かれている
その何よりの証拠です





{ 考 察 3 }

パターン3.初めて会ったその日から相性が合うと感じるタイプ

【 場合によっては理想形 】

人間と言うのは
それが同性でも異性でも
無意識に自分との”対”を求めています

このパターンは無条件で
相性が良い相手をお互いに見付け得たパターンです

つまり理想の形です



{ 検 証 3 }

一見、理想に見えるものほど
実は難しいものはありません

この関係が永遠に続く保証は何も無いのです

何故なら
100点満点の関係でも
長く続いて
それが当たり前になると
そこが平均点になってしまうからです





{ 結 論 }

無意識下において
自分が付き合う相手を取捨選択している時
人はそれを「運命」と言う言葉に置き換えて
自分を納得させようとします

理由が明確に有った方が納得出来るからです


万が一
自分と同じ性格の人と
無意識にでも付き合う事になった場合
人はこれを「運命の悪戯」と呼びます

そして
自分と真逆な人と付き合う事になった場合
人はこれを「運命の妙」と呼びます

もし
理想の相手と付き合える事になった場合
人はこれを「本当の運命」と喜びます


但し
どんな場合でも忘れてはいけません

「運命」には必ず ”続き”が有る事を

つまり
出会った事自体
それは運命と呼んで良いのですが
その結果も又、運命なのです
































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