縁の連鎖








人が人と関わる時に
大なり小なり結ぶモノを縁だとするなら
人の一生は縁の連鎖によって導かれるものなのだろう
 
縁は縁を結び人を次の縁へと導く
 
その中には
次の縁に繋ぐ為だけの小さな縁も有れば
その後の行動や考え方に
大きな影響を及ぼすような大きな縁も有る
 
それらの縁が
時には必然によって結ばれ
或いは偶然を装いながら交差をし
そして、次へ次へと繋がっていく
 
例えれば縁とは
アミダクジの曲がり角であり
ピンボールのピンみたいなモノなのだろう
 
曲がった先
弾かれた先は決して偶然では無い
 
だが
 
どれが大きな縁で
どれが小さな縁なのかは
多分、その時には知る由も無い
 
後で振り返った時に思うくらいだろう
 
だからこそ
どんな縁も粗末にする事無く
一生懸命に結ばなければならないのだ
 
その先に待っているモノを運命と呼ぶのか
或いは宿命と呼ぶのか
そんな事は哲学者が考えれば良い
 
人はただ迎えた縁を
一生懸命に結ぶ事で生きている証を紡いでいくだけだ




































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