以 心 電 信






インターネットの急速な普及以来
メールをする人も加速度的に増えていきました



当初はメールと言うとすぐ
「出会い系」だとか
「メル友=浮気」みたいに思われていたのですが

今ではメールをしているからと言って
何でもすぐ「=浮気」と考える人は少ないでしょう



メールも今では
一般的なコミュニケーションツールのひとつとして
立派に市民権を得ています



そして
当初はPCメールだけでしたが
携帯電話の普及と進化によって
携帯でのメールは更に情報伝達手段としても
欠かせない便利なツールになっています



余談ですが

今では「携帯電話」と呼ぶ人も少ないですよね

一般的に「携帯」で通用します

若者が呼ぶのは「ケータイ」でしょうか?

確かに、電話やメールだけではなく
スケジュール管理・電卓・辞書の他
Web・音楽・ゲーム・テレビなど
携帯の機能も使いこなせないくらい
多機能になっています



ひと昔前は
携帯と言うと
文字通り”携帯出来る電話”の事でしたが
今では携帯を
電話としてだけ使っている人の方が少ないでしょう


街を歩く若者はほとんどが
携帯を耳に当てて会話をしている訳ではなく
画面を見ながらピコピコと
操作をしている事が多いですよね


携帯を耳に当てて
話しをしているなんて
今時は
オバチャンか営業マンくらいなものでしょう
   ↑
  偏見?(笑)


ただ、若者もオバチャンも営業マンも
コミュニケーションといった意味では
方法が違うだけで同じ事をしている訳です



メールの良いところのひとつは

「今は仕事中かな?」とか
「もう寝てるかな?」とか

常識の範囲内でさえあれば
相手の都合をあまり意識しないで打てる事です


電話ならそうはいかないですよね


受け取った側も
読めない時は後回しにして
手が空いてからゆっくり読む事が出来ます

しかも
ハガキや手紙よりも早く確実に着きます

返事も簡単です


使い方をきちんと考えて使えば
これはとても便利な事です




コミュニケーションとはそもそも

社会生活を営む人間が
互いに意思や感情、思考を伝達し合う事で
話し言葉や文字
或いは、身振りなどを媒介として行われるものです


技術が発達して
電話が発明されてからも
ツール(手段)が増えただけで
それは変わりませんでした


そしてもちろん
メールが発明されてからも変わっていないはずです




コミュニケーションの基本は双方向です

なので
同じ言葉でも
他人に押し付ける言葉(命令など)は
コミュニケーションとは言いません



コミュニケーションの方法や手段は
時代と共に変わっていくものです




”以心伝心”と言う言葉がありますが

差し詰め
メールを使ったコミュニケーションは

”以心電信”

と言ったところでしょうかね

  
 (*著者注)
  ”以心伝心”とは元々が仏教用語で
   仏法の奥義を、言葉や文字を借りず
   師の心から弟子の心に伝える事
   転じて
   無言のうちに心が通じ合う事を言います

   広義で、気持ちが通じ合う事も指します
   ここでの意味は広義な意味を言っています

  


いずれにしても
上で「常識の範囲内」と書いたように

だからこそ
使う人のモラルが求められる訳です

フリーアドレスを悪用した
誹謗・中傷などは以ての外です


メールは
せっかくの
有効なコミュニケーションツールなのですから

相手への思いやりとか
気配りとか
むしろ
そう言う事をより大切にしないといけませんね





























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