一日の終わりに綴る一日の話







そうなんだよね

確かに
感じる時間の早い、遅いはあるにしても
流れている時間の一日は同じ二十四時間なんだ

どんなに急いだって
どれだけノンビリしたって
それは同じ・・・ホントはね

同じなんだけど
人はつい急ぎ過ぎてしまうものだよね

そして

その感じる時間の早い、遅いって
人にとってはとても重大だったりする




ゆっくりと過ぎて欲しい時間に限って早いし
早く過ぎて欲しい時間に限ってやたらと遅い

誰もが経験していることだよね?

でも、思うんだ

それは

<幸せな時ほど時間を大切にしなさい
 不幸な時にこそじっくりと自分を見つめなさい>

もしかしたら
そういうことなんじゃないのかな




私が考えた
<一日の時間を延ばす唯一の方法>

それは夜更かしをすること

夜中の一時まで起きていたら
一日は二十五時間になるし
二時まで起きていたら
一日は二十六時間になる

ねぇ、そう思わない?

睡眠時間を削ってでも夜更かしをする価値はあるよ

他人には勧めないけどね




昔々、人間がまだ
電気どころか火すら持っていなかった頃
一日は日の出とともに始まり
日の入りとともに終わりました

人間がまだ自然とともに生きていた時代の話です

この頃は時間というの概念も
もしかしたら
自由という概念すら持っていなかったのかもしれません

ただ自然に身を任せて在るがままに生きる

縛るものは何もなかったのですから


いわゆる文明を手に入れて以来
いつからか人間は
日の出や日の入りに関係なく
それぞれが何かの都合に合わせて
一日を始め一日を終えるようになりました

そして
みんなが共通の時間を持つようになると
今度は時間に縛られるようになりました

その頃からでしょうか

人間の概念に自由という発想が加わりました
個の自由が
時間によって制約を受けるようになったからです


得たもの失ったもの
果たして人間にとってどちらが大きかったのでしょう?

どれが正解かはともあれ
考えると幾つかの答えに出会えます

でも

その結論はまだ出さないでおきましょう

少なくとも新しい一日が私を待ってくれているうちは





































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