夢乃的解釈に拠る「十月蝿」の読み方



先日、我が家の長女と次女の会話で
長女が
「五月蠅」を何と読んだかと言う話を書きましたが
私が思うに
北海道には「十月蝿」と言う言葉が
有っても良いのではないかと思っています

(本州ではまだ気温が高いでしょうから
 該当はしないかも知れませんが)



北海道にしては
異常に暑かった夏も過ぎ
季節は秋

秋になったと思った途端
一気に朝晩は冷え込んできました

朝、外に出ると
思わず肩をすぼめたくなります

それでも昼間の時間帯は
日によって
太陽が出てさえいれば
まだ暖かい日もあるのですが
翳っている日はけっこう肌寒いのです



そんなこの頃
コンビニなどの前に車を停めると
蝿が2〜3匹くらい必ず車にしがみつきます

普段はコンビニ前のゴミ箱なんかで
寒さをしのいでいるのでしょうか?

ただ車の方が
特に
エンジンの有るボンネット付近が暖かいからでしょう

車を停めるとすぐに奴らは飛んでくるのです

そして
少しでも窓が開いていたり
あるいは
私が外に出ようとドアを開けた僅かな瞬間
奴らはすかさず車内に入ってきます

車の中で蝿を叩いて殺すと
窓やシートが汚れるますし
私だって根っからの非道ではありません

なるべく穏便に
奴らには外にお帰り頂きたいので
奴らのいる辺りの窓を開けて
ティッシュの箱やバインダーで
外に追い払おうとするのですが
こっちの気配を察知すると
前から後ろに
右から左に
奴らはたくみに逃げてかわそうとします

そりゃそうでしょうね
奴らだって必死なはずです

なんせ外は寒い

そんな寒い所じゃ
奴らだって
いつまでも生きてはいけません

でも、車の中は適度に暖かいのですから

この季節
奴らでなくたって
こんな良い場所はありません

今年の夏はエアコンをかけていても
『全然効いていないのか?』
って思うくらい暑くて
車の中で寝ようものなら汗だくでした

でも、今は違います

エアコンも良く言う事を聞きます
いや効きます(笑)
寒かったらヒーターを入れます

時間さえ許してくれるなら
いくらだって昼寝をしていられるくらい
車の中は快適なのです

奴らだって
せっかく快適な中に入ったのですから
そう簡単に外に出たくはないでしょう


そこでまた
私対奴らの車内バトルが始まります

あくまで私の目的は奴らを外に追い出す事
殺す事ではありません

いや
出来れば穏便にお帰り頂きたいのですが(笑)


でも奴らも必死です

一度、外に出したかと思っても
またすぐに舞い戻って来ます

そして
また右に左に場所を変えては逃げ回ります


そんな事を最近は毎日のように
時には一日に
一度ならず二度、三度と繰り返したりします


コンビニから戻って
車内に奴らの気配が無いとホッとします

でも
車を走らせた途端
どこからともなく現れた奴らが
フロントガラスに止まっていたりします

もちろん
すぐさま車を停めると
私は奴らに話しかけます

「なぁ、大概にしてくれんか?
 今、出て言ってくれるなら
 命の保証はしてやるよ。
 でも、どうしても出ていかないと言うなら
 こっちにも考えがあるぞ!」

まぁ、それで素直に出ていく奴らではないのですが

と言うより
奴らと会話が出来る方が或る意味恐いかな?(笑)


ともあれ
そんなこんなの日々


「五月蠅」と書いて「うるさい」と読むなら
この時期、十月
「十月蝿」と書いて何と読みましょうか?

五と十じゃ倍ですから「うるさい、うるさい」?
それとも今風に言って「超うるさい」?


そこで私は考えました


で・・・提案します

今日から北海道では
「十月蝿」と書いて「しつこい」と読みましょう!


実感なんです(笑)





























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