目クソ鼻クソを笑う



我が家の次女は小さい頃から薬好きでした

(薬と言っても
 もちろんヤバい方じゃありませんよ(笑))


ちょっとお腹が痛いと言っては
「薬飲む」

鼻水が出始めたら
「薬ある?」

転んで擦り剥いたら
「薬付けて」


こいつは薬マニアか?
って思うほど
何かにつけて
「薬飲む」「薬を付ける」

普通、幼稚園児くらいだと薬が嫌だと騒ぎますよね


同じく次女がマニアだったのは
絆創膏(真ん中にガーゼの部分がついた絆創膏)

薬を塗っては
「絆創膏付けて」

ちょっとぶつけては
「絆創膏貼る」

蚊に刺されても
「絆創膏貼る」

おいおい、ぶつけたり蚊に刺されたのは
絆創膏じゃなくっても良いんじゃないか?

それでも、とにかく
「絆創膏」なのである(笑)



話は少し逸れますが

ちなみにこの絆創膏の呼び名は
地域によっても違うようです


サビオ    →北海道
絆創膏    →長野県辺り
バンドエイド →関西辺り
カットバン  →愛媛・高知・中国・東北地方など
リバーテープ →九州
キズバン   →富山


これは
その地域で一番売れている製品名が
そのまま通称名として使われているパターンと
その地域でCMをしていて有名になった製品名が
いつしか通称名になったと言うパターンがあるようです

有名なところでは
「ホッチキス」も製品名ですね
一般名称だと「ステープル」となるのが正解です

このように
製品名や会社名が通称名になるのは良くあります

それも、調べてみると
地域によって
呼び名が違うモノもけっこう多いようですから
この話題だけでもブログが1〜2話は書けそうです

(ここで書いちゃったので書きませんが(笑))

ちなみに私は
「サビオ」も「バンドエイド」も使います

あなたは何と言っていますか?



おっと、話を元に戻します(笑)


次女の薬マニア、絆創膏マニアぶりは
小学4年生になった今も変わりません


「なぁ、お前さ。 そんなに医療系マニアなら
 歌って踊ってサックスの吹ける女医さんを目指せば?」

「無理! だいいち、サックスはともかく
 
なんで歌と踊りなのさ?」

「いや、それはノリと言うか語呂と言うかさ。
 じゃ、歌ってサックスの吹けるナースとかは?」

「だから、何で歌なのさ? 
 
しかも、ナースって無理! 大変だもの」


小学校4年生にして
早くも「涼宮ハルヒ」にはまっている次女

(多分に長女の影響もあったのですが)

このまま「アニオタ」街道をまっしぐらに進むと・・・

(*アニオタ=アニメオタク)

そうだね
本物のナースを目指すならともかく
秋葉原辺りで
コスプレナースなんかされてもなぁ〜

やっぱ、ナースは止めておこう(笑)



そんな薬マニアの次女の
意外な欠点

それは粒タイプの薬が飲めない事です

(錠剤・カプセル錠など)

顆粒タイプの粉薬は飲めるのですが


今夜も次女
お腹が痛いと何度もトイレを行ったり来たり

「ねぇ、セイロガン飲んだら?」

「無理! 粒は飲めないもの」

「何で飲めない?
 ご飯だって、おやつだって
 平気で食べて飲みこんでるじゃん?」

「だって・・・無理・・・」


確かに
以前、次女の大好きなフライドポテトに
粒タイプの薬を埋め込んでみた事があるのですが

そのまま普通に
薬と一緒に食べて飲み込めば良いはずなのに
わざわざ舌で薬を探してよけてしまうのです(苦笑)


「飲まないといつまでも苦しいんだぞ。
 もう1回飲んでみたら?」

「絶対、ダメ。 粒は無理!」


そこへ止せば良いのに長女参戦

「お前、おかしいんじゃない?
 
粉薬を飲む思いをしたら
 
粒の方がずっと飲みやすいじゃん」

「姉ちゃんなんて粉薬飲めないくせに」

「煩いなぁ〜 粉薬なんて

 
なんでアレが飲めるのか不思議だわ
 
粉が口の中にまとわりつくんだぞ!
 
考えただけで口の中が苦くなるっしょ」

「そんな事ないよ。 水と一緒に飲んだら楽でしょ」

「いや、絶対粒でしょ」

「粉の方が良いよ」

「お前、バッカじゃない?」

「高校生になって粉が飲めないなんて変なの!」

「煩い! 小学生の分際で粉飲めるなよ!」



おいおい、何か話が変な方に行ってますけど?(笑)



ねぇ、キミ達さ
そう言うのね
目クソ鼻クソを笑うって言うんだよ

覚えておいてね(笑)


までも
粒の薬が飲めない小学生と
粉の薬が飲めない高校生

どっちがどうなんだか(笑)



「だけどさ、セイロガン飲まないと治らないぞ」

「だって・・・」

「よし、分かった!
 したら、セイロガンをお父さんが粉にしてやろう!」

「えっ? どうやって?」

「任せておきなさい! 粒を砕けば良いんだろ?」


そこへまた、長女が乱入
こう言う場合
ただ、話がややこしくなるパターン(笑)


「お父さん! それダメだって!
 
薬を作り変えたら違法なんだよ!
 
保健で習ったんだから!
 
お父さん、捕まるよ!」

「何言ってんだか、大丈夫だよ」

「お父さん、大丈夫じゃないって!
 
ダメなんだよ!」

「あのなぁ〜 何もお父さんは
 風薬と胃腸薬とか他の薬を
 全部粉にして混ぜるとか言ってないべ?
 それをやったら調合になるからマズイだろうけど
 ただ、粒を砕くくらいは大丈夫なの!」

「本当に大丈夫? 成分が変わったりしない?」

「砕くだけだからな。 成分は変わらないだろ」



その後で
粒のセイロガンを紙に包み
紙の上からコップの底を使ってコツコツと砕き
何とか次女に飲ませました


せっかく糖衣錠のセイロガンだったのに
砕いたら、ただ苦くなるだけなのにね〜(苦笑)


それにしても・・・

同じ姉妹でも
キャラが違うと性格も嗜好も違うもんだね


おかげで
今夜のネタが出来てお父さんはホクホクです

長女と次女
これからもよろしくな!(笑)




























inserted by FC2 system