桃の花をひと枝、飾る 〜2009〜





私には
毎年その日になると
必ず同じテーマでブログを書くと
決めている日が何日かあります


3月1日

今日はそんな中の1日です



この事については
前にもここでも書いていますが・・・

8月25日

母親の命日は奇しくも長女Aの生まれた日
(母親の3回忌の命日に長女Aは生まれました)


なので
母親の命日は
私にとっては哀しくもあり
また
嬉しくもある日なのです


それ以来
母親の誕生日を”偲ぶ日”と決めて
毎年、この日になると私は

心の中に桃の花を一枝飾るのです・・・





街の花屋の店先に
桃の花を見つける頃になると
18年前に亡くなった母親を思い出します


生きていれば
今日で76歳になります




亡くなった人が生前に


好きだった花

好きだった歌

好きだったお酒

好きだった風景

好きだった季節・・・




人は亡くなった人に所縁のあるモノに触れると
その人の事を思い出したりします


それは
そのモノが思い出すキッカケになっているのか?

或いは
その人が思い出して欲しくて
そのモノに出会わせているのか?

それは分りません


それは自分の気持ちが呼んでいるのか?
それとも
亡くなった人がそうさせているのか?

それも分りません


もしかしたら
その両方が呼び合って
そうさせているのかも知れません


ただ

ただの偶然とも思えないのです



神頼みすらろくにしない私ですが
本当に困った時に
何度か母親に手を合わせた事があります


亡くなってからも
親不孝息子の面倒を見なきゃならないなんて
さぞや天国で呆れているかも知れません


でも

実際、何度か助けられたような気がしています


あの時も、そしてあの時も・・・




久しぶりに
今年はまた手を合わせても良いかな?


ううん

今年は親不孝息子の為にじゃなくってさ


可愛い孫娘の為に

ちょっとだけ力を貸してくれないかな?



そう心の中で手を合わせながら

今年も桃の花を一枝心の中に飾ります



                            記:2009.3.1



















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