NO.2








誰かが言っていました

「スポーツのメダルの中では
 負けて貰うのが銀メダル(二位)なんだよね」

確かに、金メダルは勝って終わります
銅メダル(三位)は三位決定戦に勝つともらえます

でも、銀メダルは決勝戦で負けたらもらえる賞です

銀メダルだって
本当はかなり凄い結果なんですが
そう考えると
何か優勝出来なかった悲哀みたいなものを感じます




以前
「一位と二位の差は?」なんて話を書いた事があります

そりゃ、何か差があったから
そこで一位と二位と差がついたんでしょう

「練習量の差」?
「練習方法の違い」?
「指導者の力」?

もちろん、そんな事もあるのかも知れませんが
それより大きいのはひょっとすると

「勝負への執念」
「勝負への拘り」

勝負への向き合い方
負けた時の悔しさをどうバネに出来たか?

つまり、気合いだとか根性だとか
そんな精神論になってしまうのかも知れません




こんな私でもずっと大昔にはテストで
何度も学年で二位を取った事がありました

もっとも、田舎の中学校で
1学年(2クラス)60人中の話だったんですけどね

中学と言えば
その頃、テニスの地区大会でも万年二位ばかりでした

悔しかったなぁ〜

いつも同じ相手に負けていたんです

だから
勉強もテニスの練習もかなり懸命にやりました

でも
どちらもついに最後まで一番にはなれませんでした


その代わり
学年で唯一人、大きな街の高校に進学出来ました

もしかして
あの頃が私の人生のピークだったのでしょうか?

それ以来
二番・・・いや、十番以内どころか
百番以内の成績とも無縁になっちゃいました(笑)


二位の話に繋がるかどうかは分かりませんが

今、考えると
私が好きになった子には
一度も付き合ってもらえた事はありませんでした

好きになった子には想われず
想ってはいない子には想われて

いやいや、自慢話じゃありませんよ(笑)


なんかね
私の人生も同じで
一番になれない道ばかりを歩いて来たんじゃないか?

ふと、そんな事を考えたりします


私に才能が無かったのか?
努力が足りなかったのか?
それとも単に要領が悪かったのか?




「どうして世界二位じゃいけないんですか?」

もうだいぶ以前
そんてバカな事を言った議員さんもいましたが
NO.1を目指さないと
二位どころか入賞すら出来ないのが勝負の世界です

だって
みんな優勝したくて
必死に頑張っているんですから
最初っから二位で良いなんて思っていたら
勝てる試合も勝てっこありません

第一
必死に頑張る意味も無いですよね




でも、それが人生なら?

確かに、どんな世界だろうが一番になるのは凄い事です


でも、それだけが全てじゃないのも
又、それも人生です

どこに幸せを感じられるのか?
何を幸せだと思えるのか?

自分なりの幸せって有って良いんだと思います

それが二番だろうが、二十番だろうが
例え、傍から見てブービー賞だって


えぇ、もちろん負け惜しみなんですけどね(笑)



































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