幸せのハードル






かつて
一億総中流と言われた時代が有りましたが
今は格差の世の中だそうです

中央と地方の格差もあれば
人における格差もあります

富める者と貧しさから抜け出せないでいる者

他人のお金を動かして
大金を手にする者がいるかと思えば
一向に減らないリストラと
高学歴でも正社員になれない若者がたくさんいます

理由はそれぞれ色々あるのでしょうが
自殺をする人の数は
毎年交通事故で亡くなる人の数を上回っています


しかし一方で

大人の多くの人は車を持ち
家には大画面TVが有り
今や中学生はおろか小学生でさえ
携帯電話を持ち歩いています

また

定職にはついていなくても
バイトをして
お金が溜まったらフラッと旅に出る若者もいます

豊かじゃなくても
好きな事が出来れば
それで良いと思っている人もいます


価値観も多様な時代です

格差の境目はいったい何処に有るのでしょうか?

格差って
他人が見て思うものなんでしょうか?
それとも自分が感じるものなんでしょうか?


幸せっていったいどういう事なんでしょう?

何をどのくらい手に入れる事が出来れば
人間は幸せだと思えるのでしょうか?



思いっ切り飛び跳ねても届かないモノ
全速力で走っても追いつかないモノ

確かにあります

自分だけで出来る事、出来ない事は有るにしても
それを掴む為に努力をする事

それはとても大事な事です

結果はともかく努力をする事、向上心を持つ事

そこに意義とか価値観を見出して
幸せを感じる人もいるでしょう


どっちが良いとか悪いとかと言う話ではなくて
これはあくまで考え方のひとつなのですが


ちょっと手を伸ばせば届くくらいの
ありふれた日常の中にあるモノ

日常のふとした場面で

例えば
誰かから何気なくかけられた一言

好きな人との他愛の無い会話

ふと目にした風景

感じる温度・・・

そんな中にも小さな幸せはたくさん有ります
それを感じられるココロを磨きさえすれば


幸せのハードルは低くしておいた方が
小さな幸せをたくさん感じられます

逆に
このハードルを高くする事で
失くしてしまうモノも多くなるような気がします


幸せのハードルは
出来た順番に少しづつ上げていけば良いのです



1日の終わりに
今日を振り返った時
一度でも笑った事が有ったと思い出せれば
それも結構、幸せな事ですよね




































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