遮 断 機 女




「ねぇ、**って、×◎なんだね」

テレビや新聞のニュースを観て
妻に話かける

そんな時
妻の返事は大概こうだ

「そんなのとっくに知ってるわよ。
 今頃知ったの?」



「そう言えばさ
 今日、ラジオで聴いたんだけど
 **が○△なんだってね」

その話題を知らなかった時
妻はひと言

「そんなくだらない事はどうでも良いわ」



負けず嫌いなのか
対抗意識を燃やしているのか

妻が私の話を肯定する事は無い




「**って、×◎なんだね」

そう問いかけた時
知っている話題なら

「そうなんだってね。
 笑っちゃうわよね」

とか

知らなかった話題なら

「へぇ〜 そうなの?」

とでも返してくれたら
話が次に繋がって行くのだけど

ひと言で

「知ってた」

「どうでも良い」

で片づけられると
話はそこで終わってしまいます


しかも

「今頃知ったの?」

とか

「くだらない」

で遮られると
今後、その手の話題は出来なくなってしまいます

そして
男はますます無口になっていくのです



もちろん
夫婦によってはその逆パターンもあるでしょう

”遮断機”は
何も女の側だけの形容詞では無いでしょう


奥さんが一生懸命に話す話を
夫はちゃんと聴いてあげているでしょうか?

「くだらない」

「どうでも良い」

で片づけてはいないでしょうか?


例え
疲れていたとしても
知っていた話題でも
興味の無い話題でも
否定や
そこで話を遮断してしまうのではなくて
まずは耳を傾けてみましょう


夫婦に会話が無くなった時は
相手を責める前に
自分の態度はどうだったのかって事を
考えてみるべきです



もっとも

会話が無くなっている事にも
気が付いていなかったり
最初っから
会話そのものが無かったと言うのは
それは又
別な問題なんでしょうけどね






























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