しゅうまつ時計









時々、ニュース等でも話題になりますが
『終末時計』ってご存知ですか?
 
 
世界終末時計とは、
核戦争等による人類の滅亡(終末)を午前零時になぞらえ
その終末までの残り時間を
「零時まであと何分」という形で象徴的に示す時計です
 
実際の動く時計ではなく
時計の45分から零時までの部分を切り出した絵で表されます
 
冷戦時代の1947年に
アメリカの科学誌の表紙絵として誕生したのが始まりで
以後
同誌は定期的に委員会を設けてその「時刻」の修正を行っています
 
すなわち、人類滅亡の危険性が高まれば針は進められ
逆に危険性が下がれば針が戻される事もあります
 
1989年10月号からは核からの脅威のみならず
気候変動による環境破壊や
生命科学の負の側面による脅威なども考慮して
針の動きが決定されています
 
 
1947年「終末まで後7分」から始められ
1984年の米ソ間の軍拡競争が激化した時には
3分前まで進められましたが
その後、1991年にはソビエト連邦の崩壊等で17分前まで戻り
以後、前進、後退を繰り返し2010年には6分前になっていました
 
 
そして
 
2012年の今年
「米オバマ政権の「核なき世界」構想に大きな進展が見られない事や
 福島第一原発事故等の影響により5分前に針が進められた」
 
そんなニュースが新聞に載っていました
 
 
終末まで後5分!?
 
そう聞くと何だかとても大変な事態のような気になります
 
実際にはある意味、世界的には危機なのかも知れませんが
別に5分後に世界が滅亡する訳ではなくて
あくまで”危機”なのです
 
 
 
実は我が家にも『しゅうまつ時計』がありまして
 
えっ?
 
『夫婦の終末(危機)を表しているのか?』
 
ですって?
 
いやいや(笑)
 
まぁ、確かにそれも100%間違ってはいませんが(笑)
 
とりあえずは
それよりも切羽詰まっている時計があるんです
 
 
我が家の『週末時計』
 
(字が変わっている所はスルーして下さい。
 苦し紛れですから(笑))
 
それは・・・
 
 
受験生の長女の大学入試
いわゆる「センター試験」までついに60時間を切りました
 
(今週末の土日ですから
 みなさんがこれを読んできる頃には
 既に50時間を切っているかも知れませんね)
 
 
5分よりも60時間の方が切羽詰まっているなんて
時間って怖いですね(笑)
 
 
年が明けるまでは
まるで受験生等存在しなかったような我が家
 
何故かと言うと
当の本人には
全くと言って良い程ほど緊迫感が無かったのです
 
 
何度かここで書いた事もありましたが
時間があれば携帯を操作し
ヒマがあればゲームをし
教科書を開いたら5分で熟睡
 
模試や試験の前日になるとほぼ徹夜で・・・寝(笑)
 
 
ところが
年も明けてセンター試験まで2週間を切った頃
ようやく事態の深刻さに気がついた(?)長女
 
(おいおい、遅いべ?(苦笑))
 
さすがに数日前から真面目に机に向っていますけどね
 
 
そんなこんなをしている内に
11日で模試も全部終わり
残りの2日は身を清めて後は神に祈るのみ・・・?
 
 
今年の初詣で引いたおみくじは「大吉」
 
それだけがすがれる「運」?(笑)
 
 
 
「おい、どうよ?」
 
「何が?」
 
「何がって、試験勉強に決まってるべ?」
 
「あぁ」
 
「『あぁ』って、お前ね〜 で、進んでるのか?」
 
「どうだと思う?」
 
 
この期に及んで私に”現実”を言えと言うのか?(笑)
 
 
「訊いてるのはお父さんだ!」
 
「まぁ」
 
「『まぁ』? って、事は進んでるんだな?」
 
「・・・」
 
「までも、ここまできたら今更ジタバタしても仕方ないぞ。
 後は、得意な分野で1問でも取れるように頑張るしか無いべ?
 そう言えば、今回の模試はどうだった?
 出来なかったところはちゃんと見直しをしておけよ。
 ・・・あ〜だ、こうだ、なんちゃら、ほにゃらら・・・
 (くどくど、がやがや、再度くどくど)
 で、お前さ〜・・・」

 
「もう、分かったから放っておいて!
 勉強出来ないじゃん!!!」

 
「ん? お前、それは間違ってるぞ!」
 
「何がさ?」
 
「お前さ〜 何年お父さんの娘をやってるんだ?」
 
「何さ、いきなり」
 
「だから、何年だ?」
 
「・・・18年と5カ月・・・くらい?」
 
「お父さんに訊くな!」
 
「18年と5カ月です!」
 
「だろ?
 そしたら、答え方はそうじゃないだろ?」

 
「へっ? 何が?」
 
「だからぁ〜〜〜〜
 あのさ、良いか?
 今夜のお父さんのブログネタは「時計」なんだぞ。
 そしたら、お前。
 答え方は『ほっとけい(放っとけ)』だべ?
 それが”オチ”になるんだからさ。
 それを何だ? 『放っておいて』だと?
 お父さんはどれでどうやって話を落とせば良いのよ?
 お父さんはそんな娘にお前を育てた覚えは無いぞ!」

 
「・・・」
 
「な、な、何だ?」
 
「・・・(冷たい視線)」
 
「な、な、な・・・何よ?」
 
「ほっとけい(←機械的な言い方)
 これで良いんでしょ?」

 
「な、な、なっ・・・なんだ、冷たい奴だな」
 
「お父さん、切羽詰まってる受験生相手に遊んでいて楽しい?」
 
「ほっ、ほっとけい」
 
 
お後がよろしいようで・・・
 
(ちゃん、ちゃん。 ねぇ、上手くオチた?(笑))
 
 
 
 
 
 
【 あとがき 】
 
こんなトンビ(私の事か?)が
そうそう鷹なんぞを産む訳が無くて
 
(私が直接産んだ訳では無いけど)
 
それはお父さんも十分に分かってはいるけど
もし、お前に本当にやりたい事があるなら
それに向って頑張れ!
 
長い人生の中で
勉強だけしていられるのなんて学生の内だけなんだ
 
社会人になってから勉強しようとしたって
今ほど勉強だけに集中は出来ないんだぞ
 
自分で生活をしていかなきゃならないんだからさ
 
塾かなんかのCMじゃないけど
やるのは「今」なんだよ
 
・・・って、おい!
 
聴いてるのか?
 
 
今、お父さんは猛烈に良い事を言ってるんだぞ!
 
 
・・・既に寝てるし orz












































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