月見団子も飾るススキも無く通りすがりに月を観ていた








今夜は十五夜


中秋の名月とも言うくらいなので
十五夜の月は満月だとばかり思っていました

だって、名月なんですから

でも
実際は明日が十六夜(いざよい)
この日が本当の満月なんですね

そう考えると
十五夜の月って案外微妙?


昔の人はおおらかだったんでしょうかね

確かに
満月だと言われればそうも見えるし
いや
満月では無いと言われれば違うようにも見えます

でも
黙って月を見ていると
そんな事はどうでも良いんだって事に気が付きます

綺麗に見えるからただそれを愛でる

それが”風流”と言うものなのでしょう


そして
ふと視線を横にずらすと
いつの間にか夏とは違って
鮮やかに煌いている星達がいます


確かに季節は変わっていました

そんな季節の移り変わりを
自然の中に見つけられる心の余裕

昔の人の方が
そんな心の余裕があったのでしょう

だから
満月かどうかなんて
さほど問題では無かったのかも知れません



月で言えば

私としては
明日からは欠けていく満月よりも
明日、明後日と満月に向かう月の方が好きです

明日への希望が感じられるから





































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