海のモズク









今年中学生になった次女の得意技(?)は
単語中の文字を入れ替えて話す事

例えば

「あきはばら」→「あきばはら」


今年中学生になった次女のもう1つの得意技(?)は
言うべき時に違う言葉を言う事

例えば

「いただきます」→「いってきます」


これがワザとふざけて言っているのか?
マジで間違えて言っているのか?

親のひいき目100%で考えると
私には判断が付かない時があります(笑)


なんせ、次女の言い間違いは昔から・・・

あっ、バラしちゃった!?(笑)


でも、小学生の頃ならいざ知らず
さすがに今は中学生ですからねぇ〜(汗)


いや、有り得るんだよね・・・奴なら



とある夜
食卓に並んだ「モズク酢」を見て次女が言いました

「これって『海のモズク』でしょ?」


「海のモズク」

この言葉の中には文法的にも
使用法としても書違いは見当たりません


確かに『モズク』は海藻の一種なのですから
それは海のモノです

『海のモズク』で合ってますよね?(笑)


そして、賢明なみなさんなら
既にお気付きだとは思いますが(笑)

これと似た言葉に『海の藻屑(もくず)』があります


これはもちろん

「藻屑とは海藻が細かく砕けた屑。
 船が遭難をしてバラバラになって海に消える事。
 そこから、海に沈んで死ぬ事を言う。
 用法としては【海の藻屑と消える】等」


モズク酢を見て『海の藻屑』をもじって言ったのなら

「ほぉ、それを分かった上でシャレで言ったんだ?」

くだらないとは思いながらも
ある種の感心をしている自分がいます


ただ

前述のように次女には数々の前科があります


ハムレットではありませんが

”To be, or not to be...”

(和訳)「奴は分かった上で言ったのか?
     マジで間違ったのか?
     それが問題だ...」

えっ?

何か和訳が違う?

いや、まぁ〜 そんな堅い事は置いて置いて

問題はそこじゃないのですから(笑)


ん〜 親の私にも判断はつきません

いや・・・判断をつけたくないのか?(笑)


ただね

もしかして・・・ですが


それより大きな我が家の問題点は
某短大の
「総合文化学科:日本文化コース」に通っている長女

言ってみれば「国語」を専攻している長女が
これを聞いて何も反応をしなかった事かも知れません


もしかして聞き洩らした?

親としてはそうあってくれたらどんなにホッとする事か


もしかしたら間違いに気付かなかった?

確かに次女のこのひと言は一瞬の事でした
それに気が付いた私が鋭過ぎただけなのかも知れません


「ねぇ、長女?」

「何?」

「あのさ・・・これって何?」

私は食卓のモズク酢を指差しました

「何が? これ? 海の藻屑でしょ?
 今、次女が言ってたじゃん。
 それがどうかしたの?」

「やっぱ、そっちか・・・お前・・・」 orz
































inserted by FC2 system