運が良いとか悪いとか







”運が良いとか悪いとか
  人は時々 口にするけど
 そう言う事って確かにあると
  あなたを見ててそう思う”

これは
さだまさしの「無縁坂」の歌詞の一説であるが
私が時々、無意識に口ずさんでいるフレーズでもある


そして、ふと考えてみる・・・

『私の人生ってどうだったんだろう?』


私自身の人生を
未だ過去形にはするつもりもないけど

振り返ると、確かに決して平坦なものでは無かった

何事も順調とは言えなかったし
今現在も
多分、順調とは程遠い気もする


中学を卒業して
高校からは親元を離れて暮らした

以来、親と暮らした事は無い

大学受験に失敗をして志望校には入れなかったが
浪人をさせてもらえる余裕も無かったので
滑り止めで受かった大学に入学した

それなりに夢もあって
東京で過ごした学生時代

でも
大学を卒業したら北海道に戻って就職をする事
それが親との約束だった

そして
夢を諦めて北海道に戻って就職をした

恋もしたけど
その分、失恋だって幾つもあった

結婚も遅かった

今は亡き母には孫の顔も見せてやれなかった

たくさん後悔もした

結婚をしてからだって何も問題が無かった訳では無い

なんとか、その都度
体裁を取り繕いながらここまできた

仕事も何度か変わった

リストラも経験をした


良い事も悪い事もあった
嬉しい事も哀しい事もあった

楽しかった事もたくさんあったけど
辛かった事もそれなりにあった

でも、おそらくは
大なり小なり殆どの人がそうなのだと思う

何かしら
色々なもの事を抱えて生きているんだろう

そして、それが人生と言うものに違いない


ただ
確かに色々な山坂はあったけど

今思えば
それほどの苦労らしい苦労では無かったかも知れない

もちろん
深刻な状況も多々あった訳だけど
直接的か間接的にかは別として
その度に人に助けられて来たような気がする


つまり
周りの人にはいつも恵まれて来たのだ

その意味では私は運が良かったんだと思う


人生に山と谷は付き物だが
人にさえ恵まれたなら
それだけで幸運な人生だと言える


人との繋がりがあるから今の自分がある

だから、自分を決して粗末には出来ないのだ








































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