運命とか
未来のことは
神様なら判っているのかも知れないけど
神様は
そんなにお人好しじゃないから
決して教えてはくれないだろうね。
って言うか
そのシナリオを書いているのが
そもそも神様なんだろうから
間違っても自分からネタバレはしないよね。
従って
人間には一秒後のことも判らない。
他人のことはもちろん自分のことだってね。
確かに予測は出来るだろうけど
それが本当に正しいかどうかは
まさに<God only knows>だ。
だけど
それで良いんだ。
良く<運命>とかいうけど
運命は未来を指す言葉じゃない。
過去を振り返った時に
「あー、あの時が運命の瞬間だったんだ」
そう<自分を納得させる>為のもの。
<今>だってそう。
「あー、これが運命なんだ」
そういって
自分を納得させられたら
人間は前を向いて行ける。
でも、その時
「こんな運命なんて嫌だ!」
なんて思ったとしたら
そこから先へは進めない。
かといって
今更、過去に戻れるはずもないし。
それじゃ<運命>を恨む?
恨んで、それからどうする?
ずっとそこで立ち止まっているのかい?
それでも時間はどんどん過ぎてしまう。
何かをしても何もしなくても
どうせ過ぎてしまう時間なら
足掻いてみたら良い。
みっともなくたってかまうもんか。
諦めてしまうよりはずっと良い。
自分をごまかしてまで
運命なんて受け入れなくて良いよ。
だって、言ったろ?
<運命>は未来のことじゃないって。
ましてや運命は
自分を縛り付けるものでもない。
今、僕たちが考えるべきことは
過去のことではなくて未来のこと。
例え
今がどんなに辛くても切なくても悲しくてもね。
悲しいことは一秒でも遅れるように祈りながら
かと言って
そのことばかりを気に病み過ぎることもなく
今、出来ること
これからやりたいこと
やらなきゃならないことを頑張っていくしかない。
輝ける未来が
いつか<運命>だったと言えるようにね。