嘘について考えた幾つかの事
@ 言い分
最初から騙すつもりでついた嘘
騙すつもりはなかったけど
むしろ、好意だったはずなのに
結果として
騙したのと同じ事になってしまった事
そこには大きな違いがあるんだけど
それはこちら側の言い分で
相手にとっては同じ事なのかも知れない
A 男と女
別れる時に
少しでも相手を傷つけまいとしてつく嘘
それは本当に優しさなんだろうか?
本当にそう思うのなら
別れる時は徹底的に嫌われて
相手に未練を残させない方が良い
B 哀しい嘘
相手の嘘を知りつつ
騙された振りをして振る舞う
それも嘘
哀しい嘘
C 責任
相手を励ます為につく根拠の無い嘘
「頑張れ!」
「やれば出来るよ!」
「お前ならやれる!」
「きっと、上手くいくから!」
いや、そう言った事の根拠は
その人なりに有ったのかも知れない
だけど
それでもダメだった時
責任を取れなかったら
それが一番大きな嘘になる
D 大丈夫
「大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だよ」
どちらも相手を思い合っている
E 大人の嘘
「いいかい、嘘は絶対ついちゃいけないんだよ」
親はそう子供に教える
「じゃ、お父さんは嘘はついた事はないの?」
「もちろんだよ。
他人を騙すくらいなら騙された方がマシさ」
大人が子供につく嘘を詭弁と言う
F 真実
嘘もつき通せば真実になると言った人がいる
呵責と後悔に一生耐えられる人だけが
それを成し得るのかも知れない
G 嘘は罪
嘘は罪?
嘘も方便?
人を殺す嘘
人を活かす嘘
自分の為の嘘
他人の為の嘘
それでもやっぱり嘘は罪
それでもやっぱり嘘は罪?