秋の咲く頃
気がつけば 少しだけ色を変えた街 風の香りも 今は記憶の片隅を揺らすだけ セピア色の花が咲く この街の夕暮れに たどる想い出のペーブメント 君と二人 歩いた頃の 街の賑わいも今はただ寂しくて 若過ぎたと それだけが理由でしょうか 夏の名残りも 季節の寒さに微かに震えてる セピア色の花が咲く この街の夕暮れに バンドネオンの哀しい調べ おもかげ色の忘れ物ひとつ あの日の二人にはもう戻れない