遥 か な 空








茜の空に一番星が灯る頃
指切り交して「また明日」って
 
家路を急いだ帰り道
迎える笑顔を思う道
 

今、有る物は何も無かったけど
今、失くした物なら
あの頃にはたくさん有ったね
 

故郷を離れて
こんなに遠くに来たけれど

今、いる場所は自分の居場所か?

問いかける
遥かな空を想いながら
 
 
 
 
あれから僕は 幾つもの
出会いと別れを繰り返してきた
 
望んだもの そうじゃなかったもの
それは確かにあったけれど
 
 
どれだけの夢と引き換えに
なぜ、大人になる事を
僕はあんなに急いでいたんだろう?
 
 
故郷を離れて
こんなに遠くまで来たけれど
 
今の自分はなりたかった自分か?
 
問いかける
茜の空には一番星
 
 
 
 
作り笑いは相変わらず
いつまでたっても上手くならなくて
 
不器用な生き方しか出来ないでいる
損な性格と分かってるけれど
 
 
今の僕を見たら笑うかい?
それとも憐れむだろうか?
それでも僕は前だけは向いている
 
 
故郷を離れて
こんなに遠くに来たけれど
 
忘れてはいない あの頃の僕の事を
 
そうだよね
遥かな空は続いている


































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