悲しみが終わる時







あなたがふと漏らした溜め息
僕は見て見ない振りをした

その訳を訊きたいと願ってはいたけど
あなたの琴線には
触れてはいけない棘がある気がして


もしも独りで抱えているなら
その悲しみを支えてあげたい

独りの手ではこぼれる悲しみも
二人の手なら受け止められるよ


もしもあなたが願うなら
僕はいつでも傍にいる

あなたの悲しみが終わる時
そこにいる人は僕でいたいから




あなたの落とした溜め息なら
僕がそっと拾っておいてあげる

いつかあなたが失くしたモノを
探して困らぬように
あなたの心が迷ってしまわぬように


夜中に独りで星を数えて
明けない朝をあなたは待ってる

独りでいるから増えてく悲しみも
二人でなら分かち合えるだろ


もしもあなたに届くなら
願いの星をあなたに送るよ

あなたの悲しみが終わる時
いつかそんな日が来るように




もしも想いが届くなら
もしもあなたが願うなら

あなたの悲しみが終わる時
そこにいる人は僕でいたいから



瞬く時も永遠の時も
まぶた閉じても僕が見えるよう

あなたの悲しみが終わる時
そこにいる人は僕でいたいから




































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