今日が永遠なら








時計の針が明日になる前に
君を連れて遠くに行きたい

神様さえも知らない街へ

たとえ、ふたりぼっちでも
たとえ、暗闇しかない街だとしても

今日が永遠なら

叶わない願いだと
そう、君も僕も解っている




君の指が触れるその瞬間
トキメク心と裏腹に僕は

不安になって君を強く抱き締める

もしも、君がいなくなったら
もしも、僕だけ残されてしまったら

今日が永遠なら

そんな想いなどきっと
そう、しなくて良いんだろう




祝福されない愛だからこそ
こんなにも一瞬が愛おしくなるのか

どんな嘘さえ蜜の味がする

いつか、別れることも
いつか、互いに傷付け合うことも

今日が永遠なら

無くて済むんだろう
そう、今日が永遠だったなら




君の唇「好き」という言葉
抱き寄せて僕は想いを閉じ込める

それでも時計の針は止まらない

けれど、ねぇこんなにも
けれど、溢れる想いはどうしよう

今日が永遠なら

望んでも叶わない
そう、君も僕も解っている

































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