想い出が優しいうちに









もう止めよう
伝え合う言葉が
傷つけ合う事でしかないのなら
せめて想い出が優しいうちに別れを選ぼう


君といつも見てた
この街の夕暮れは優しいオレンジ色してた
もしも独りで見ていたなら
きっと気付かなかった

言葉が全てじゃなかった
君が隣にいてくれるその事が僕の全てだった
きっと君も同じ景色を
見てると信じてた


思い描いてた
君と一緒の未来を
二人でもう歩いていけないのなら
せめて想い出が切なくなる前に別れを選ぼう


ありふれた言葉で
言えばそれは少しのすれ違いのはずだった
気にも留めずにいたのは
たぶん僕だけだった

時間が過ぎるほどに
離れた心はもう元には戻れなくなってしまう
ぎこちない笑顔の傍で
ちぐはぐな言葉が踊る


もう止めよう
伝え合う言葉が
傷つけ合う事でしかないのなら
せめて想い出が優しいうちに別れを選ぼう

































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