墨 絵 色 の 街






いつか二人歩いたね

夜更けの街 当ても無く

君の小さな肩を抱き

街の灯り数えながら



ありふれた言葉だけど

君だけ傍にいれば

凍える指からめながら

小さな温もり探した


木枯らしに吹かれながら

舞う風花見ていた

今はまだ想い出にさえも

出来ない君を想えば

墨絵色の街も今は

寒さに凍えている




僕の傍ら寄り添い

君はポツリとつぶやいた

昨日よりもホンの少しだけ

幸福になれたら良いね


ささやかな夢で良い

それがあなたと一緒なら

もっと強く抱きしめると

壊れそうな人だった


君のしぐさ 温もり

そのいつものクセさえ

今でもまだ覚えているよ

あれから2年 もう3年

墨絵色の街は今も

寒さに凍えている




木枯らしに吹かれながら

舞う風花見ていた

今はまだ想い出にさえも

出来ない君を想えば

墨絵色の街は今も

寒さに凍えている
























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