愁
独り、想いに耽る夜に
センチメンタルな風が吹く
振り返る事も無かった昔の事を
思い出してるのは
それも秋の風のせい?
まるで昨夜(ゆうべ)の事のように
あの頃が鮮やかに蘇る
どれだけ時が流れたか それすらも
忘れていたんだね
思い出にさえも出来なくて
人生も知らずに人生を語り
夢だけ食べて生きていた頃
学生街の安い居酒屋で
譲れない明日を語り
強がりで不安を隠してた
若かったよねとそれだけを
懐かしむ事はしたくはない
冷たい北風に凍えながらも
あの頃の僕は
今でも夢を追い続けている