特別じゃない事




何事も無かったように
季節はただ流れていく

僕達がそこにいようといまいと
多分、関係無いんだろう

そんなちっぽけな毎日を
君は何より大切だと言った



昔、昔
空は何処までも大きくて
人は空に憧れた

大空を飛ぶ鳥達は
飛ぼうとして飛んでいるんじゃないだろう

それは特別な事じゃなく
それは何も特別な事じゃなくて




僕達は夢を見ていた
他愛もない夢だったけど

変わって行く時の流れの中で
変わらない互いの笑顔を

そんなちっぽけな夢が
君は何より大切だと言ってた



風に吹かれ
雨に打たれても花は花
ただそこに生きる

それをちっぽけと笑えるかい?
それでも花はそこで咲いているだろう

それは特別な事じゃなく
それは何も特別な事じゃなくて




他人にしてみたら
どうでも良いような事

何処にでもあるような
多分、特別じゃない事

そんなちっぽけな生き方が
君は何より大切だと教えてくれた



ありふれた
言葉だねって自嘲う
君が大人に見えた

夢も希望も愛も
手を伸ばせば本当はそこにあるんだよって

それは特別な事じゃなく
それは何も特別な事じゃなくて


































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