有 情 無 情
うちひしがれて歩く道を
月が優しく照らしてくれた
優しく淡い光の中で
私はかろうじて道を見失わないで済んだのだ
無情の道を 有情の月が照らす
やがて朝陽が上る頃
私は大地に一輪の花を見た
風に吹かれるままに揺れていたが
蜜蜂が飛んでくると黙って花弁を差し出した
無情の風の中 有情の花が咲いてる
私はいつも迷っていた
今の自分に 今の生き方に
流されて ただ流されて
それでも生きようと思ったのは君がいたから
無情の闇の中 有情の光が射してる