夢 よ




昔のままの君と
変わってしまった僕が
君の知るはずもない
僕の街を二人歩いてた


街は雨だった
狭い一つの傘の中で
ふれあう手と手のぬくもりを僕は感じてた


夢よ 時の流れを越えて
夢よ 自覚めた時よみがえるあの日


夜明け前の幻は
追いつく事の出来ない蜃気楼


Ah 夢よ




何かを言いかけて
うつむいた君は
いつもの笑顔を失くし
僕の腕をそっと振りほどいた


夕暮れ時だった
雨に消えて行く君を
追い駆ける事も出来ずに僕はもがいてた


夢よ 時の流れを止めて
夢よ 醒めても続く惑いの中で


何もかもが崩れ去った
砂の城みたいに消えて行く


Ah 夢よ





























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